市役所名寄庁舎に市立総合病院酒井博司副院長、名寄歯科医院馬場めぐみ歯科衛生士が訪れ、6月16日から18日まで横浜で行われた日本老年学会総会でのプレゼンについて橋本副市長に報告しました。

総会において、酒井副院長は「ICTネットワークを用いた高齢慢性心不全重症化予防の取り組み」を口述発表し、ICTを活用した医療介護連携による疾病管理が高齢心不全患者の重症化予防に有用なのではないかということを発表。

また、馬場歯科衛生士は「地域包括ケアシステムで見守る慢性心不全患者に対する歯科訪問診療の経験」と題して症例報告の発表を実施、食べるということは、歯のほかに舌や口腔機能が健康であることが重要であり、口全体のケアのためにも定期的な歯科受診をと報告。

橋本副市長は、「医療介護連携ICT事業が始まって2年。心不全患者の再入院率がこんなに低くなることが、地域包括ケアシステムの1つがこれだけの効果をあげていると自慢できる。他の地域にとっても名寄市がモデルになる事業だと思う」とたたえました。